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ドクターが答える オールオン4・質問と回答

はじめてのオールオン4治療は不安が多く、手術内容について疑問に思うこともたくさんあるでしょう。ここでは患者さんからよくある質問を集め、オールオン4に精通する歯科医師からの回答をまとめました。

骨が足りないため他院でインプラントを断られました。オールオン4は可能でしょうか。

一般的に、通常のインプラントでは、歯を失ったその場所にインプラントを埋入する必要があります。しかしながら、人間のあご骨は一度歯を抜いてしまうと徐々にやせ細っていき、元の形態を失ってしまいます。一度骨を失ってしまった場所にインプラント治療を行うためには、骨造成手術と呼ばれる追加の治療が、インプラント治療に先立って必要でした。この骨造成治療は万能ではなく、治療期間において腫れや痛みが生じたり、治療結果も限定的と言われています。しかしながら、従来のインプラント治療を行うためには避けられない処置でした。

一方で、オールオン4では、必ずしも歯が存在していた場所に骨は必要ありません。オールオン4は設計に許容される自由が多く、元々歯のない部分の骨などを柔軟に活用できますので、骨の著しく減っている部位を避け、より潤沢に残存する骨を選択的に利用できます。

これまで骨造成手術が必要と言われて躊躇されていた方や、そもそも骨造成もできなくてインプラント治療そのものを諦めていたような方にとって、オールオン4は、改めて治療を受けるチャンスと言えます。

手術中の痛みが不安です。

オールオン4手術をする際は麻酔を行うため、一般的に手術中の痛みはありません。麻酔には様々な種類があり、オールオン4の手術においては、一般的に、虫歯の治療で使用するものと同じ注射の麻酔(局所麻酔)が用いられます。

局所麻酔とは、注射器で、患部に麻酔薬を注射し、患部とその周辺の痛覚を麻痺させる方法です。この局所麻酔に加えて、「鎮静法」と呼ばれる麻酔を併用することもよく行われています。「鎮静」とは簡単言うと「興奮」の反対の意味を示し、「痛み」とは別に扱われます。例えば、患者さんは、歯科医師から手術中に痛覚がないことの説明を受けていたとしても、やはり、緊張・不安感などの精神的なストレスを感じてしまうものです。

その結果、手術を受ける前から心拍数や血圧が増大するなど、肉体的な影響も出てきます。「鎮静法」では、鎮静薬と呼ばれる薬品を脳に作用させ、緊張感や不安感の精神的ストレスを和らげ、さらには心拍数や血圧などの肉体的な興奮も積極的に抑える麻酔方法です。

インプラントの治療費はなぜ病院によって違うのですか?

インプラント治療は基本的に自由診療(保険適用外)のため、治療費はそれぞれの歯科医院が任意に設定します。自由診療では、健康保険では行えない治療法や使えない材料を用いますので、比較的高額となります。

診療費はホームページなどで公開している歯科医院もしていない歯科医院もあります。診療費が公開してあっても、実際には付加的な治療が必要となり、当初の想定よりも高額な治療費となる場合もあります。

ご自身の診療費が実際にいくらになるのかは、まず診査診断・治療方針の立案を行わないとわかりません。まずは気になった歯科医院を受診され、ご相談されることが大切です。著しく価格の安い広告には注意が必要です。

インプラント治療を、厚生労働省や日本口腔インプラント学会の基準を満足する状態で行うためには、ある程度のお金がかかります。仮に、インプラント治療が「1本10万円」という価格で行われているとしたら、それは多くの問題を置き去りにしたままで治療が決行されている可能性があります。他の医療施設と比較して、著しく低価格な治療は似て非なるものと考えたほうが良いでしょう。

インプラントメーカーはどこが良いのでしょうか?

少なくとも、世界シェア上位数社以内のメーカーが良いでしょう。現在、200以上もの会社がインプラント製品を世に送り出しています。しかしながら、世界シェアの60%以上をたった4,5社が占めています。具体的にはtraumann社、NobelBiocare社、Dentsply社、ZimmerBiomet社などがトップシェアを独占する企業です。

これらの企業はインプラントの歴史を作ってきた会社でもあり、多くの臨床経験と、研究報告の集積、特許技術を保有しています。

インプラント治療を行う歯科医師は、日進月歩の技術を常に学び続ける必要がありますが、その情報の多くはトップブランドのインプラントで行われた研究であり、その結果得られる最新特許技術はトップブランドが取得しています。40%ほどのシェアを占める残りの数百の会社は、トップブランドの技術を「特許を侵害しない範囲で模造」したり「別の革新的な技術」をアピールして販売しています。残念なことに、いくつかのメーカーは堂々と「トップブランドの模造品」であることや「低価格」をうたって販売しています。

なお、日本製のインプラントは40%のマイナーな部類であり、トップブランドは一つもありません。よって、歯科医師がインプラント治療を行う場合、特別な事情がない限り、自ずとトップブランドを選択することでしょう。もちろん、インプラント治療の経験が豊富な歯科医師の中には、トップブランドも使いつつ、さらには革新的な独自技術を持つ後発メーカーのインプラントをあえて導入し、使い分けている人もいます。いずれにせよ、トップブランドを一切経験することなく、あえて残りの40%のマイナーなインプラントでのみ治療行う歯科医師、歯科医院に対しては、警戒感を抱かざるを得ません。

歯科医院を選択される際には、これらのトップブランドが提供するインプラントを用いているかどうかが、非常に重要なポイントだと考えます。

回答するドクター・歯科医院について

当サイトが監修歯科医師を依頼した吉岡喜久雄歯科医師と吉岡登史彰歯科医師は、吉岡歯科医院の院長と副院長。30年以上前より、いち早くインプラント治療を導入し、豊富な経験と症例をもとに、世界水準の治療を行なっている。医院には、滅菌設備・無菌手術室・豊富な取扱インプラント・3Dプリンターによるサージカルガイド製造設備など、最先端の設備を多数備える。

院長の実子である副院長を筆頭に敷かれた複数の歯科医師による治療体制や、一般歯科医に対するインプラント教育の講師を務め、業界内の啓蒙活動を行うなど、ハードとソフトの両面での充実に積極的。院長の吉岡喜久雄歯科医師はオールオン4の開発者より直接手術法を学び、年間1000本ものインプラント埋入手術に携わる業界屈指のドクターである。

吉岡歯科医院の公式HPを見る

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