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歯科医師・スタッフに技術があるか

難しい手術と言われるインプラント治療。トラブルを避けるためには名医の手術を受けたいところですが、どのように見分けたら良いのでしょうか。歯科医師選びのポイントを紹介します。

インプラント治療の経験が豊富な医師とは

年齢よりも経験した症例数

一流の環境で教育を受けたという条件下では、若い歯科医師の方が手術する能力に優れている面があります。年齢が若い歯科医師は、経験値が浅く見られがちですが、年間200例の症例に携わっていれば、5年間で1000例の症例を経験していることになります。年齢が50歳でも年間10例程度しかインプラントの経験が無い先生は、10年でも100症例の経験と実績しかないのです。

一方で、患者さんとの対話能力という点では、一般的には年配の先生の方に軍配が上がります。治療方針の立案という場面では経験と実績が物をいうからです。

しかし、精密な手術という点では、老眼が出てくる高齢者では難しい側面があります。年齢が上でもインプラント治療の経験が少なければ、実力があるとは言えません。人間の能力には様々な視点からベストな年齢がありますが、最も集中力がある年齢は43歳と言われています。

インプラント治療は手術が終わり、補綴物が装着されてから、長期に管理する必要が出てきます。インプラント手術を行った先生が60歳であれば、20年後は80歳になります。80歳の歯科医師が第一線でインプラント治療を行うことは難しいので、年配の歯科医師の治療を受ける場合は、後継者が存在していてアフターフォローが出来る歯科医院を選択することで安心できるでしょう。

世界に通用する仕事をしているかどうか

毎日インプラント治療をしていても、どのレベルの仕事をしているかについては、大きな差があります。例えば、30年間毎日ラーメンを作っていても、不味いラーメンしか作れないラーメン屋の御主人は大勢います。

世界に通用する仕事をしているかどうかの判断は非常に難しいのですが、「インプラントメーカー主催の講演会で講演活動などを行なっているか」という評価方法があります。世界の一流インプラントメーカーは、インプラントを販売するために歯科医師に正しいインプラントの使用法を伝える必要があります。

その講師に選定されているということは、インプラントメーカーが実績を評価した歯科医師であるということ。それは、自社の扱うインプラントが最高の結果を出すために選んだ先生だからです。また、そのメーカーのインプラントを沢山使用して、経験実力ともに優れていると評価の基準になります。

自分で「私は名医だ」と公言しているよりも、第三者のお墨付きをもらっている先生の方が信頼できると言えるでしょう。

学会の専門医としての認定を受けているか

他に歯科医師がインプラントに対して十分な実力があるかどうかは、どこの学会の専門医としての認定を受けているかどうかという視点があります。

日本や世界には多くのインプラント学会があり、それぞれの学会が専門医や認定医などを選定しています。日本には日本口腔インプラント学会という非営利の公益社団法人があります。この学会は、日本では最大の歯科の学会。この学会では専門医を認定していますが、その専門医のリストはHPで案内されています。(※1)

インプラント治療は個人プレーでは無くチームプレーです。歯科医師個人の技量だけでなく、組織として、システムとしての完成度が高くなければ、歯科医師個人の能力がいくら優れていても、良い治療ができる訳ではありません。

歯科医師個人が名医かどうかをチェックするのはもちろんですが、クリニックとしての実績や設備などもチェックしておくと良いでしょう。

参考文献

※1)「公益社団法人日本口腔インプラント学会」,インプラント医院・専門医の選び方

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