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肝機能障害

肝機能障害のある方は、インプラント治療が受けられない場合があります。

ここでは、肝機能障害を持っているとなぜインプラント治療が受けられないのか、その理由や危険性、治療を受ける場合注意点などを説明します。

肝機能障害がなぜ危険か

肝機能障害が起こると体全体の、傷の治りが遅くなるため、インプラント治療の成功を妨げるリスクとなります。

血液凝固因子のほとんどは肝臓でつくられているため、肝機能障害のある方がインプラント治療を受けると、出血が止まらなくなる可能性があります。

肝機能障害による疾患は、ウイルス性肝炎・肝硬変・肝がん・アルコール性肝障害・薬物性肝障害・自己免疫性肝疾患などがあげられます。

特に肝硬変患者は注意が必要

中でも、肝硬変患者はとくに注意が必要です。

血小板が減少しているため血が止まりにくく、免疫機能が低下しているため傷が治りにくい傾向があります。

傷口から感染症にかかるリスクを回避するためにも、インプラント治療を避けた方が良いでしょう。

また、インプラント治療ではインプラント体を埋める際に体に大きな負担がかかるため、肝機能障害が悪化するおそれもあります。

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治療の際の注意点

インプラント治療は、あごの骨にインプラント体を埋め込む大掛かりな外科手術です。

そのため、肝機能疾患のある人は、身体に大きな負担がかかるので、インプラント治療が難しいと判断される場合があります。

血が止まらなくなるなどのリスク

肝臓病にかかっている方は、インプラント手術後に血が止まらなくなる恐れがあります。

また、手術の前に使用する薬剤が肝臓で代謝できないかもしれないという問題があります。

服用中の薬によってもできないケースが

服用中の薬によってはインプラント治療が適さないケースもあります。

インプラント治療に伴うリスクを抑えるためにも、前もってインプラント治療を担当する歯科医に服用中の薬(漢方薬含む)を必ず伝えるようにしましょう。

安心してインプラント治療を受けるために

インプラント治療はメスを使用して行うため、重度の肝疾患のある人は、手術の時に出血が止まらなくなる恐れがあります。

しかし、肝疾患の症状が比較的軽い場合は、インプラント治療が受けられる可能性があります。

実際に医師と相談して検査してから治療ができるかどうか判断することになるでしょう。

インプラント治療が受けられる明確な基準はまだ設定されていませんので、1人で悩まずにまずは歯科医師に相談することが大切です。

参考文献

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