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症例034.女性の下顎オールオン4症例(60代)

症例概要

来院の経緯 下顎の義歯の調子が悪くて噛めない。
治療にかかった費用 下顎230万円
治療のリスク 下顎のオールオン4は通常4本のインプラントで下顎にかかる咬合力の全てを支える。ところが、この患者さんの下顎の厚みは非常に薄く、術前のモデルサージェリーでは細いバーの使用で模型の顎骨の左側の顎骨骨体部にヒビが入り割れてしまった。下顎のオールオン4では後方のインプラントは太さが4mm程度の標準の太さのインプラントの使用が推奨されているが、この症例では顎骨の厚さが薄い為、3.5mmの細いインプラントを使用せざるを得なかった。この場合、手術中には顎骨骨折のリスクがあり、術後にはオッセオインテグレーションの喪失や、インプラント破折のリスクがある。
予後について インプラント埋入後6年が経過しているが、現在まで問題なく機能している。
治療を考えている人へのアドバイス この症例は術前CTで顎骨が薄いことが分かっていたので、3Dモデルを作成し、実際に模型にドリリングすることによって顎骨がどの程度の切削に耐えられるかを実験した上で本番の手術に挑んだ。難しい症例には術前モデルサージェリーを行い安全性を検証した上でのインプラント手術が望まれる。

治療内容の詳細

オールオン4症例
術前パノラマレントゲン写真
オールオン4症例
術前デンタルレントゲン写真
オールオン4症例
術前顔貌
オールオン4症例
術前正面觀(下顎には部分床義歯が装着されている)
オールオン4症例
術前下顎咬合面観(下顎には部分床義歯が装着されている)
オールオン4症例
術前正面観
オールオン4症例
術前上顎咬合面観
オールオン4症例
上顎に6本・下顎に6本のインプラントを埋入。上顎は手術した当日に動かない固定式の仮歯を装着
オールオン4症例
術前下顎咬合面観
オールオン4症例
術前下顎咬合面観 下顎の前歯部舌側にはリジッドな部分床義歯の為にミリングされているが、同時に作られた部分床義歯は既に使用されていない。快適な部分床義歯の為には既存の歯牙を切削し、この症例のようにミリング義歯を用いたり、テレスコーブ義歯が用いられることが多いが、術後数年で義歯の破損などの問題がおこり、長期に安定して使用できる症例は少ないと言われている。
オールオン4症例
術前モデルサージェリー
オールオン4症例
模型上で歯槽骨頂部を削除したところ
オールオン4症例
インプラント埋入予定部位にドリリングしたところ、左側の顎骨にヒビが入ってしまった。
オールオン4症例
ヒビに沿って顎骨を軽く動かすと、模型は簡単に割れました。
オールオン4症例
下顎オールオン4手術直後のパノラマレントゲン写真。左側の後方インプラントは模型で骨折したので、通常より埋入位置を浅くしている。
オールオン4症例
下顎オールオン4手術直後の顔貌
オールオン4症例
下顎オールオン4手術直後に仮歯が装着された口元
オールオン4症例
下顎オールオン4手術後に仮歯が装着された前方面観
オールオン4症例
下顎オールオン4手術後に仮歯が装着された下顎咬合面観
オールオン4症例
最終補綴物が装着された状態のパノラマレントゲン写真
オールオン4症例
最終補綴物が装着された状態のデンタルレントゲン写真
オールオン4症例
最終補綴物が装着された状態の口元
オールオン4症例
最終補綴物が装着された状態の正面観
オールオン4症例
最終補綴物が装着された状態の上顎咬合面観
オールオン4症例
最終補綴物が装着された状態の上顎咬合面観
オールオン4症例
装着された下顎補綴物
オールオン4症例
装着された下顎補綴物
オールオン4症例
オールオン4症例
装着された下顎補綴物

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