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症例012.女性の上下顎オールオン4症例(50代)

症例概要

来院の経緯 歯が少なくなってきて、上顎の前歯はブリッジで、奥歯は取り外しの入れ歯で治した。しばらくは問題なかったが、最近になって前歯のブリッジがグラグラになってきて入れ歯も噛むと動くようになって、しっかりと噛むことが出来なくなった。
治療にかかった費用 上顎300万円/下顎120万円
治療のリスク この症例は上顎の歯槽骨の骨質が非常に悪かった。オールオン4で即時負荷をかける場合、インプラントの埋入トルクは35N以上必要だと言われている。インプラントの埋入は通常右上奥から時計回りに行うが、最初の右上の上顎結節部にインプラントを埋入したところ35Nでインプラントが回ってしまい、即時負荷をかけることは不可能だった。次に右上の傾斜インプラントの埋入を試みたが、こちらも骨質が悪くて35Nでインプラントが回ってしまった。しかし、患者さんには可能な限りインプラント手術当日に動かない固定性の仮歯を装着を希望していたので、上顎結節部のインプラントは即時負荷を諦め待時不可にすることにし、初期固定が得られなかった前方の傾斜インプラントは一度抜去して再度、別方向に埋入し初期固定を得ることが出来た。しかし、その初期固定は埋入位置が本来の理想的な位置では無いので十分なインテグレーションが得られない可能性があったので、動揺が少ない右上小臼歯で仮歯を固定することにした。その後、上顎結節部のインプラントのインテグレーションが確認できた後、位置の悪いインプラントは抜去し、正しい位置に埋入し直し、数ヶ月間待った後、インテグレーションを確認後に補綴に組み込み、小臼歯を抜歯した。 このように、オールオン4は骨質が悪い場合や、骨量が足りない場合には十分な初期固定が得られるとは限らない。十分な初期固定が得られていないのに、無理に固定式の仮歯を装着すると全てのインプラントがインテグレーションを得られない場合があるので、注意が必要。
予後について 術後1年経過時点では特に問題は起こっていない。
治療を考えている人へのアドバイス 医療においては100%の成功ということはあり得ない。それぞれのステップでリカバリーを出来るだけの経験豊富な実力を要求される。オールオン4は通常のインプラント治療と比較して、格段に難しいので医療機関の選択が非常に重要だ。

治療内容の詳細

症例
初診時パノラマレントゲン写真
症例
初診時デンタルレントゲン写真
症例
初診時顔貌
症例
初診時口元
症例
初診時前方面觀
症例
初診時上顎咬合面觀
症例
初診時下顎咬合面觀
症例
インプラント手術直後のパノラマレントゲン写真
症例
インプラント手術直後の仮歯が装着された口元
症例
インプラント手術直後の仮歯が装着された前方面觀
症例
インプラント手術直後の仮歯が装着された咬合面觀
症例
最終補綴物が装着されたパノラマレントゲン写真
症例
最終補綴物が装着された顔貌
症例
最終補綴物が装着された口元
症例
最終補綴物が装着された前方面觀
症例
最終補綴物が装着された上顎咬合面觀
症例
最終補綴物が装着された下顎咬合面觀
症例
装着された上顎補綴物
症例
装着された上顎補綴物
症例
装着された上顎補綴物

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