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症例019.男性の上下顎オールオン4症例(60代)

症例概要

来院の経緯 入れ歯の調子が悪くて噛めない。
治療にかかった費用 下顎230万円
治療のリスク この患者さんの上顎は極端に骨が無かった。臼歯部に骨が無い症例は多いが、通常は前歯部に10mm程度の骨があるのが一般的だが、この方は残存していた下顎前歯部が上顎前歯部の顎堤を傷害し、2mm程度しか歯槽骨が存在していない。これだけ骨量が少ないとオールオン4で治療する場合はクアッドザイゴマという4本のザイゴマインプラントを用いる方法か、全身麻酔下で上顎洞内と前歯部に腸骨移植を行い、4ヶ月待ってから待時でインプラントを埋入するという選択肢しか無い。ここで無理やり通常のオールオン4を行うと必ず失敗するというリスクがある。今回はとりあえず下顎のみオールオン4を行い、上顎はとりあえずは通常の入れ歯を作ることにしたが、下顎がオールオン4で安定した為か、上顎は通常の入れ歯で問題なく噛めるということで、下顎だけのオールオン4で治療を終了することにした。
予後について 下顎のオールオン4は骨量も十分あるので安定した予後を期待できる。
治療を考えている人へのアドバイス 上下とも歯牙が無い無歯顎の症例では、必ずしも上下のオールオン4を行わなくても、安定の悪い下顎だけのオールオン4でも劇的に噛めるようになることが多い。

治療内容の詳細

オールオン4症例
初診時パノラマレントゲン写真
オールオン4症例
上顎は上顎洞と鼻腔の骨の無い部分を緑色に着色した。下顎の緑色の部分は下顎管で内部に下歯槽神経や下歯槽動静脈があるので、損傷しないように手術を行うことが重要。
オールオン4症例
下顎前歯に対合した上顎前歯部の歯槽骨が著しく吸収して陥凹している。
オールオン4症例
横から見ても、上顎前歯部に骨が全く無い。
オールオン4症例
義歯を外すと咬合高経が著しく短縮している。
オールオン4症例
初診時の前方面觀
オールオン4症例
上顎咬合面觀
オールオン4症例
下顎咬合面觀
オールオン4症例
下顎にインプラントを埋たところ
オールオン4症例
下顎の粘膜骨膜弁を剥離
オールオン4症例
下顎咬合面觀
オールオン4症例
下顎の骨の尖った部分を削除して平らにしたところ
オールオン4症例
咬合面觀
オールオン4症例
オールオン4ガイドを装着したところ
オールオン4症例
オトガイ孔を明示した状態で後方のインプラントを傾斜埋入する。
オールオン4症例
埋入が終了したところ
オールオン4症例
反対側も同様にオトガイ孔を明示した状態で後方のインプラントを傾斜埋入する。
オールオン4症例
前方にはストレート、後方には30度の角度付きマルチユニットアバットメントを装着
オールオン4症例
咬合面觀
オールオン4症例
テンポラリーシリンダーを装着し、縫合を終わった前方面觀
オールオン4症例
テンポラリーシリンダーを装着し、縫合を終わった咬合面觀
オールオン4症例
手術をした当日に固定式の仮歯を装着した前方面觀
オールオン4症例
手術をした当日に固定式の仮歯を装着した咬合面觀
オールオン4症例
鋳造コバルトフレームによる最終補綴物を装着した状態のパノラマレントゲン写真
オールオン4症例
装着された補綴物咬合面觀
オールオン4症例
下顎最終補綴物が装着された前方面觀
オールオン4症例
上顎義歯を装着した前方面觀
オールオン4症例
下顎最終補綴物が装着された下顎咬合面觀
オールオン4症例
下顎最終補綴物が装着された口元
オールオン4症例
下顎最終補綴物が装着された口元
オールオン4症例
下顎最終補綴物が装着された自然な顔貌

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